ニュージーランド産「プロポリス」の効用

ニュージーランド産「プロポリス」の効用

ニュージーランド産「プロポリス」の効用大変面白い発見を最近した。蜜蜂がその幼虫を保護するために作る巣箱の素材になっている「プロポリス」という健康食品に、抗菌作用ばかりではなく、抗癌作用もあるという事実である。その（抗癌）有効成分の１つは、ＣＡＰＥ（カフェイン酸フェネチルエステル）という化合物である。冨山大学和漢薬研究所の門田教授がこの方面の世界的権威である。最近、彼の研究室と、その誘導体の抗癌（抗ＮＦ）作用について、共同研究を始めている。理由は次の通りである。武庫川女子大学の池田教授の研究室により、ＣＡ（コーヒー酸／カフェイン酸）がＰＡＫの活性化に必要な「ＲＡＣ」と呼ばれる蛋白の合成を阻害することが、最近明らかにされた。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15808886&query_hl=11 従って、ＮＦの発症、増殖に必須なＰＡＫの活性化を抑えるはずである。

ＣＡＰＥはＣＡの誘導体であるが、我々の共同研究で、ＣＡよりも１００倍近く強い抗癌（抗ＮＦ）作用を示すことが、細胞培養系で明らかにされた。目下、動物実験を計画している。１つ問題なのは、ＣＡＰＥが（構造の類似した）「クルクミン」と同様、水に溶けにくいことである。従って、純粋なＣＡＰＥは経口しても、余り薬効が発揮されにくいという憂いがある。この点を改良する目的で、我々は、その「水溶性」誘導体をデザインして、合成するプランを目下立てている。さて、それに関して、ある興味深い良報を手に入れた。２、３年前にシドニー大学和漢薬研究所のムーア助教授の研究室が、種々のプロポリス中のＣＡＰＥ含量を分析した結果、驚くなかれ、「ニュージーランド産」のプロポリスが世界最高の含量（６ー７％）を誇っていることが判明した。　プロポリスには、色々な脂肪も含まれているので、ＣＡＰＥの可溶化を助けている。従って、このプロポリスを経口すれば、ＣＡＰＥの薬効が発揮される理屈である。実際、２、３年前に発表された論文によると、「エジプト産」のプロポリスを使って、動物実験で、エーリッヒ腹水癌の増殖を強く抑えている。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=14637260&query_hl=9 ごく最近、豪州の研究室で行なった動物実験によると、市販されている「ニュージーランド産」のプロポリスで、経口用の水溶性製品 (プロピレン・グリコール・エキス「Ｂｉｏ　３０」）が、マウスに移植したヒト由来の膵臓癌の増殖を強く抑えることがわかった。しかも、「花椒エキス」よりもずっと強力だった。更にこの年末、欧米のＮＦ１やＮＦ２の専門家と共同で、ＮＦ腫瘍への効用も、細胞培養や動物実験で確認した。小規模ではあるが、ＮＦ患者を対象とする臨床テストも始めている。なお、この「ニュージーランド産」のプロポリス・エキス製品の詳細（特に、「ＮＦ患者向け」の特安価格）について興味のある方は、直接、下記にコンタクトして下さい。なお、プロポリスに関する動物実験結果は、下記のごとく、2007年6月の米国NF年会で発表されました。詳細は下記。 nfj_2007_0610 maruta19420@mac.com 文責： “NF CURE JAPAN” マネジャー兼副代表丸田　浩

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